甘えん坊GIRL★
涙が次から次ぎへと溢れ出して、立ってるのがしんどくてその場へしゃがみこんだ。
静かな体育館裏にはあたしのグスングスンとすすり泣く音が響く。
でも誰かの足音がだんだん近づいてくるのもわかった、多分直也くんだ。
こんな泣いているとこ見られたくないよ。
逃げよう。そう思って立ち上がろうとした瞬間・・・
「うわっ!!美羽?!」
あーぁ、遅かったか。
見つかってしまった
「どーした?!」
泣いているのに気づいたのか、びっくりしながらも優しく声をかけてくれる直也くん、余計涙が溢れ出た。