甘えん坊GIRL★
「ぅわッ、んだよ!離せよ!」
「やーだ☆」
好きだもん、離したくないよ。
毎日こうやってアタックしてるけど気づいてくれないんだ・・・・
鈍すぎだよ。やっぱ好きって言わないと伝わらないのかな〜?
「もぅいいかげんやめろよ。毎日毎日・・・ウザイから。」
あ・・・怒っちゃった・・・
「いーじゃねぇか〜、こんな可愛い子が抱きついてくるんだぜ?」
加藤くんが直也くんに言う。でも直也くんはムスッとした顔をしてる・・・
やっぱ、こーゆうのはうざいよね・・・
うっとーしいよね・・・
いつもなら開き直るけど、今日は本当に怒っちゃってるし。
「ごめん・・・。もうしない。」
目から出そうな涙をこらえてあたしは教室を走って出た。夏があたしを呼ぶ声が聞こえたけど突っ走った。