甘えん坊GIRL★
―キーンコーンカーンコーン
あ、昼休み終わっちゃった・・・
スッとあたしは名残惜しい直也くんの背中から離れた。
「帰ろっか。」
あたしが後ろを向いて歩こうとした瞬間、
「あっ!」
「え?」
直也くんが大声あげるもんだから振り向くと。
「ちゅっ。」
・・・キスされた。
一瞬の出来事でなにがなんだか分からなかったけど
まだ唇の感触がふわっと残っている。
キャー!初ちゅうです!
なんて一人で盛り上がってたら
気づくと直也くんはあたしの前を歩いていた。
「美羽、行くぞ。」
あ、また顔真っ赤っか。
「うんっ!!」
そんな直也くんが大好きだよ。
―fin―