オタク×ホスト


そこハモるとこじゃないでしょ



でも

あたしの大切な親友の唯と仲良くしてくれるのは嬉しいな



…そんな嬉しく思ってる暇じゃねぇ!!!


チョコを
どうにかしないと!


「唯っ!ちょっと!」
「ん?」
あたしは唯の耳元で
チョコについて相談した


「え…?まじ?」


嘘って言いたそうな顔でこっちを見る唯


「徹夜だな今日は…」
唯は満面な笑みで言う


うそん…



「あたしも手伝うからさ安心して!今日は泊まらせてもらうね」


「ありがとう」


良い親友を持ったよあたしは…



「あ、聞いてよ。あたし光と喧嘩したの…」
急に思い出したのかテンションが一気に下がる唯


え?あんな仲良しだったのに?



「なにがあったの?」



「この服が似合わなかったのかな…着替えろって急に言い出すの。今日のためにせっかくオシャレしてきたのに」

無理に笑う唯


そしてとぼとぼ歩いていたらあたしたちがいたってわけか…



でもなんでなんだろう?


「きっと唯ちゃんのスカートが短すぎるからなんじゃない?」

それを
口にしたのは亮だった


唯のスカートがなんでダメなのかが分からないー

なぜなんだー


あたしに説明しろー



「俺はやだな。好きなやつの足を他の野郎に見せるなんて」


やべぇ口角が上がる


そして頑張ってそれを抑えて変な顔になってる



「亮さん…あたし電話でもしようかn…えぇ?!」
唯が携帯を開けて何やら驚いてる


「どうしたの?」


「光からめっちゃメールと着信が来てる…あたしさがしてくる」


唯は携帯を閉じ
携帯をバックの中に入れる


「うん。頑張ってね」
って言ったけど頑張る必要はあるのかな

でも話すって簡単なことだけど伝わるかは分からないもんね



「うん!あ、未緒の家に夜来るから!」

言いながら唯はすごい速さでどこかへ行ってしまった




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