オタク×ホスト


「できたぞ」
そう言って
あたしの前に美味しそうなミートスパゲッティー


…。


めっちゃうまそうやん



ま、まぁ
見た目だけだよねっ


そうだよね?



「食わねぇのかよ」


食いますよ


食いますともっ!



まずかったら
あれなので少なめにフォークに絡める。


パクッと一口で食う








「うめえええっ!」

何コレ!


めっちゃ美味しいっ!
お母さんのスパゲッティーより美味しい!



「おかわりいるか?」
「いるっ」


おかわりという
天使から素晴らしい言葉をもらえた




「未緒」
「ん?」



「ついてる」
そう言って亮の親指があたしの唇の右下を擦った


その仕草にドキッときた




「ぁ…ありがとぅ」


上手く言えただろうか

ドキドキしすぎて自分の声がきこえない

か、顔が熱いっ!
とくに触られたところっ



「ふふっ どういたしまして」

なんで笑うのよ


たしかにあたし変だけど笑わなくたっていいじゃない

ばかっ






< 64 / 119 >

この作品をシェア

pagetop