ラブ・シンドローム



「……はぁー……」

えっ?
ため息?ため息なの、それ。



気にくわないな。



「いいじゃん、ちょっとくらい。そんな堅いこと言ってると、恋もできないよ~~」

内心ちょっと、これまでの委員長の言動にイラッとしながらも、口調は変えない。

話術は、俺の得意分野。

伊達に合コンとか、ナンパしてないっつの。



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