カラフル
真実
「みんなオハヨ」
学校で、みんなに話かけた。
一瞬だったけど、裕也と目があった。
でも、あたしはすぐ目をそらした。
ずっと見ていたかったけど、泣きそうだったから。
「みお~!!!」
「みお、痩せたね。」
「イイな~
うちも痩せたい」
「ダイエット成功じゃん??」
「アリガト。」
嬉しかったな。みんな励ましてくれたし、
優しかった。
でも、勉強には集中できなかった。
何でだろ?
そう言えば今日、裕也に話かけられた。
『みお、……俺のせいだよな。ごめん。
でも俺、今でもみおが好きだから。』
『じゃあなんで?
なんで別れなきゃいけないの??』
『……………ごめん』
『ちゃんと答えてよ』
『……………』
裕也は、悲しそうの瞳で下を向いていた。
『意味わかんないよ
!!!!!』
今すぐにでも、その場から離れたかった。
だって、裕也の言ってる意味わかんないし。好きなんだったら別れなくて良かったのに。
でもね、なんで裕也があたしと別れたか、雅樹が教えてくれたんだ