leaf~願いを叶えて~
「そんなことより真田は見つかったんか?」

「今着いてどう見つかるってのよ!!」


「あそこにおるの真田やないか?写真とおんなじ顔してんで」


「え!?」



…あそこに一人で遠くを見つめているのはまぎれもなく…真田先輩。


なんか悲しそうな顔してる…。もしかして私のこと考えてるのか…い、いやそれとも何て別れ話を切り出そうかとか!?
やめてやめて~!!

「リーフ!!あんた心ん中は読めるの!?」


「リーフやなくて精司や!!」


めんどくさ。
意地でも読んでやんね~。


「まあそれは置いといて~」


自分がいってんだから最初から置いとけよ
(ノ>д<)ノ


「心ん中読むんは、3つの願いのうちならできるけど。プライバシ-の侵害とかあるから普通に魔法使うことはできへんけど。つこうてええんか?」


プライバシ-の侵害とかあるんですか…

てか心の声聞きたいけど…そんなん聞いてもなんにもならないかも。。
案外大したことなかったりするんだよ、大抵は。


「ん~いいや。まだ使わない」


「なんや、使うかどないしよか悩むんが若葉のオモロイとこやのに~つまらんわ~」


「私が悩むとこ見て面白がらないでよ!!」
< 38 / 92 >

この作品をシェア

pagetop