leaf～願いを叶えて～

「真田先輩、こんばんわ!!」


私はいつもの調子で声をかけた。


「!?え!?わ…若葉ちゃん!?ど…どうしているの!?」


「ん～先輩に会いたくって、来ちゃいました」


真田先輩…超動揺してる。


「あ…そうなんだ」


結果はわかってるのに真実を聞くのが怖い。

例え最低な人でも、さっきまで大好きだった人。


ちらっとﾘｰﾌを見ると口ﾊﾟｸで【頑張れ!!】って言っていた。

そうだよ!私にはﾘｰﾌがついてる!!
頑張れ!私!!


「…先輩は…会いたかった?」


「え!?あ～もちろんだよ!!ずっと若葉ちゃんのことばかり考えてたよ！」


そう言って私に近づいてきた。



「島田先輩とキスをしてる時もですか?」



その一言で真田先輩の足は止まった。



「えっ!な…なんの話かな…？」


やっぱりそうなんだ。


その時、一緒にいた島田先輩が

「…はぁ…ついにばれちゃったか～…」

「島田くん何言って…」