ナイトストーカー
その顔を見て一番驚いたのがマリエだった
高井は特にマリエにはしられたくないし余計な心配はかけたくなかった
ましてや好きな女の前でみじめな姿など見せれるはずもなく、男として。 「 本当に何でもない
ただ転んだだけだ」
高井は誰が見てもわかるウソを最後まで言い続けた
今日も高井はあの夜の怪しい通りを通らないと家まで帰れない、しばらくはマリエとも一緒に帰れない、万が一マリエに何かあったら大変だからだ
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