イケナイ恋
――次の日――
私はバイト中だった。
いつの間にか、かっちゃんを見つけるのが得意になってた。
『おう!』
笑顔で現われたのは、私が密かに想う人。
『おっ!かっちゃん!』
『あのさ、アドレス教えてくんね?』
……今なんて?
『アドレス?』
『あぁ〜彼氏いるからダメか!』
笑いながら言う彼に私はドキドキしっぱなし。
『ダメなわけないじゃん!電話番号教えて!そしたらメールする』
そう言いながら、紙とペンを用意した。
『多分、これで合ってるはず…』
『じゃ、終わったらメールと電話する』
『待ってんね』
私の大好きな人は、片手をひらひらさせながら、帰っていった。