Infinite Information

「森下、なんで『神山ミコト』が『超越者』だと知っていたの」

「それはあの子と子供のときに出会ったことがきっかけです」

「本当に………」

「はい」


私は森下と話を終えて、忙しい一日を終えた。




―――翌日
私は自分の武器の磨き、整理し、決闘の用意をした。
お父さんを倒した『神山ミコト』を殺すためだ。
これは『W』の総長として戦うものだ。
彼には『キャンセラー』は効かない。
実弾と貫通性と殺傷能力の高いナイフ、されに爆弾などを使うしかない。
銃二丁とナイフ三本、『キャンセラー』付きグローブ、全ての服に『キャンセラー』と対能力者用の法被、そして爆弾を準備した。
準備を終えて時間が過ぎるのを待った。




―――午後9時
私は私立青竜学園へ向かった。
法被を着て、『W』の総長として『神山ミコト』に戦いを挑む。




―――午後9時半
決闘場所に到着した。
『神山ミコト』は来ていない。
それから、ずっと待った。




―――午後10時
約束の時間に『神山ミコト』は現れた。


「神山ミコト、『W』六代目総長辻本アカネとして決闘を申し込む」