Infinite Information
「まずい…」


アウルが叫ぶと同時に粒子の流れが異常になった気がした。
自然に流れたものが乱されていた。
アウルは手のひらを壁に向けたが何も起きなかった。


「無駄だ。
密閉空間内では能力をさせないのが俺の能力だからな」

「『粒子分裂』能力者が…」


バンッ…


今度はアウルの足を撃った。


「グッ…」


アウルは身体のバランスを崩して倒れた。
それを支えるようにラピスがアウルの身体を支えた。


「面倒なことになったな…
まさか『赤い死神』に続いてヨシトまで来ているとはね…」


「俺はアカネの秘書だ。
彼女に付いているのは当然のことだろ」

「でも、君は『W』ではNO.2の立場の人がこんなところに来てもいいのか」

「俺は権力や力など関係ない。
俺はアカネの右腕としての仕事しか考えてないからね」


面倒なことが続くな…
わからないことが続くと嫌気がさす…
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