不良彼氏〜金髪と天然〜






ーーーーーー次の日、




「ユズ!お待たせ」




昼休み、私は康輝くんを食堂の近くにあるベンチに呼び出していた。




康輝くんはあたしの隣に座って、あたしの方に顔を向けた。




優しい笑みを向けられて、一瞬告白を断ることに迷いがうまれたけど、




言わなきゃダメだ。そう自分に言い聞かせて、息を吸った。




「…あ、あのね、康輝くん。私やっぱり」




康輝くんとは付き合えないよ。




そう言おうとした時、




「ユズ」





< 101 / 105 >

この作品をシェア

pagetop