不良彼氏〜金髪と天然〜




「小沢くん、やっぱ………そんな人なんだね」




「ちょ、待て!!俺知らなかったしっ」




「……でも、酷いよ。あたしはこの15年間、ずっと取っておいたのに!!」




小沢くんにとってはただのキスでも、あたしにとっては大切なファーストキスだったのに………




「悪かった……」




小沢くんは本当に申し訳なさそうに謝ってきた。




「……うん。もういいよ……しちゃったものは仕方ないから」




「………」




「じゃあ、あたし帰るねっ」




「……じゃあな」





< 31 / 105 >

この作品をシェア

pagetop