不良彼氏〜金髪と天然〜
ドキドキ☆Summer
「ユズー竜也たち待たせてんだから早くしろー!置いてくぞ」
とうとうこの日がやってきた。
行き先は少し離れているけど、綺麗と有名で人気がある海。
「わかってるよー」
「冷雅も待ってんだぞ。」
「なっ………」
アツ兄には何故かあたしが小沢くんのことが好きだとバレてる。
あたしは急いで荷物を持って家の前で待ってくれている車に乗り込んだ。
人数の調整とかなんとかで、あたしは小沢くんの隣に座ることになった。
車には小沢くんの他に、車を出してくれる竜也(たつや)さんともう1人、確か彰吾(しょうご)とか言う名前の人が乗っていた。
2人ともアツ兄の友達だろう。
見たことある。
運転席に竜也さん、助手席にアツ兄、真ん中の列に彰吾、そして1番後ろの席にあたしと小沢くんが座った。