不良彼氏〜金髪と天然〜




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「よっしゃ、終わったーー!!」




補修を始めて1時とちょっと過ぎたころ、そう言いながら隣で伸びをし始めた。




「え、もう終わったの!?あたしよりあとから来たのにっ」




先に来ていたはずのあたしは、まだ20ページ中17ページの半分あたり。




「えっ、ユズまだそんなとこ!?遅すぎー!!」




「あたしが遅いんじゃなくて、康輝くんが早いんだよ!!! いーなー、康輝くん、今日はもう帰れるじゃん!」



プリントを解いている間、たまに少し喋ったりして、ユズ・康輝くんなんて呼び合うことにもなった。



康輝くんは面白くて、話しやすくて、すぐに仲良くなった。




「仕方ねぇなー、手伝ってやろうか?課題ー、」




はぁ、とため息まじりにあたしの机の前にイスを持って来て座る康輝くん。




「いいの!?ありがとーー!お願いします!!」




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