不良彼氏〜金髪と天然〜
ーーーそして、長い長い5日間が過ぎて…、
「終わったー!!!これでとりあえず自由だー」
追試終了の合図と共に一気に伸びをする康輝くん。
「お疲れ様ー、長かったねー」
もうやっと終わった幸福感が半端ないよー。
「もう補修は懲り懲りだなー」
康輝くんは、そう言って笑いながらながら筆記用具をリュックに詰め込む。
「えっと、康輝くんはこれから部活??」
補修の間に、康輝くんとは色んな話をして、康輝くんが小学校の時からずっとサッカーをしてるってことも聞いた。
今でもサッカー部に入っていて、補修も部活を抜けてきているみたい。
「ん、そうそう。頑張ってくるわー」
そう言ってリュックを持って立ち上がった。
「そっか!頑張ってね!!…って、わわわっ!!?」
あたしがそう言うと、康輝くんは上からいきなり頭をくしゃくしゃーって撫でてきた。
「こ、康輝、くん??」