不良彼氏〜金髪と天然〜
「ウゼェ、つか隣座んな!!」
ドンッ!!!!
そう言うと小沢くんはあたしをベンチから突き飛ばした。
「……いったぁ…」
あたしは思いきり地面に突っ込んだ。
「……ぁ…」
ん?
今一瞬小沢くんが何か言ったような気がしたんだけど、気のせいか。
「あぁ!ねぇねぇッ今座んなって言ったよね?わぁ!!小沢くんがウゼェ以外の言葉言ってくれた!!初めてだーっ」
小沢くんが別の言葉を言ってくれたことが嬉しくて、擦りむいた傷の痛みなんて全然気にならなかった。