不良彼氏〜金髪と天然〜
冷雅side*
昼休みが終って、ユズは教室に戻った。
俺は授業をサボってそのまま屋上に残っている。
ーーー広谷康輝。
あいつは確かにそう言った。
何気に康輝くんなんて呼んでたし…
…まあそれはおいといて、、
前に抱いた女が、広谷と同じクラスで、サッカー部でカッコ良くて頭もいいって話していたような記憶がある。
別にその女にも、広谷にも興味なんてもんはこれっぽっちもねぇんだけど、
あいつ…ユズが言ったことに言葉を疑った。
頭もいい広谷が、なんで追試なんてもん受けなきゃなんねぇのか。