不良彼氏〜金髪と天然〜
別に、ユズが誰のもんになろうが、俺には関係ない話。
ユズが誰と付き合おうが、誰を好きになろうが、あいつの勝手。
それは十分わかってるつもりなのに、心のどこかで引っかかる。
広谷康輝も、
ユズも。
俺、もしかして…
ユズのことが好きなのか?
…いや、それはない。絶対ない。
これまで、俺は一度も女を好きになったことがない。
男は、友達や仲間として好きなやつはいっぱいいるが、女を好きになったことはないし、
なりたいとも思わない。
女なんて、割り切った関係でいい。
そう思ってたし、それは今でも変わらない。
…ないよな。
そう思いながら、暖かい日光が照りつける中、俺は屋上で眠りについた。
冷雅side*end