彼氏に女がいました。



改札で待っていると人と目が合った。



「…ナオ…」



2ヵ月半ぶりに会う、大好きな人がわずか3m先に立っていた。




懐かしいけど、どこか知らない人のような、不思議な感覚。




「よっ!」


『よぉ!』





久しぶりだってのに、お互い軽いあいさつ。



『久しぶりやなぁ!痩せたんとちゃう?』


「わかる?てゆうかナオも痩せた…?」


『せやなぁ、3kg程痩せたで』


「えー!ショック!よんは2kgなのに」


『なんやそれ(笑)残念やったなぁ〜』



ちなみにナオは関西出身。関西弁と標準語が混ざった感じの喋り方。


ナオに出会った頃、関西弁がとても新鮮で、ナオに惹かれた理由のうちの一つでもあった。



『あー仕事疲れた!腹減ったわ〜。飯にしよ。』


「お仕事お疲れ様。よんもお腹ペコペコだよ〜。てゆうかナオのスーツ姿見たかったな〜!」


『クールビズやからなスーツ姿見たら惚れ直すで?(笑)』





離れている間の話をして、すごく楽しかった。彼は冗談を言うことが多く、それがまたすごく楽しかった。一緒にいると笑いが絶えない。





やっぱり…すき。







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