キミと出逢えた。【仮】
『てかね!!
俺、超かわいい子見つけたの!』
目をキラキラさせて楽しそうに話してる悠來。
だけど俺は話の内容なんて
どうでもよくて
尻尾振ってる犬みてぇとか
思いながら悠來を見てた。
『そういえば羚夜、女の子探してたよね?
どんな子?』
「あぁ。
茶髪でサラッサラで長さが
胸の辺りまである女。
猫みたいな。」
『ふーん。
今日、俺がみた女の子と似てるかも…。』
「ホントか?!
どこで見た?!」
『ちょ…落ち着いて。
……あっ!!
あの子!』
悠來の指す方を見ると
あの時の女がいた。
――――やっと見つけた。
俺は教室をでて女を追う。