心霊×よもやま話し
その背中はやけに小さかった。
僕は、少し考えた末に部屋に入り、
そしてまた玄関の扉を音を立てない様に悠寛(ゆっくり)と閉じると鍵を締めた。
否、決して怖くないというのではない。
しかし、見える人なら解って頂けると思うが、
その対象が危険なもので、禍々しい何かを纏(まと)っている場合、
見た瞬間にそれは分るものなのだ。
この背中には禍々しいものはない。
僕は、少し考えた末に部屋に入り、
そしてまた玄関の扉を音を立てない様に悠寛(ゆっくり)と閉じると鍵を締めた。
否、決して怖くないというのではない。
しかし、見える人なら解って頂けると思うが、
その対象が危険なもので、禍々しい何かを纏(まと)っている場合、
見た瞬間にそれは分るものなのだ。
この背中には禍々しいものはない。