~ ☆プレーチェ★ ~
ありえない……
ありえな過ぎる、こんなこと……。
俺はいったい何を見てるんだ!!??
じゃあさっきまでのはなんだったんだ!!!?
俺がこんなに混乱してるっていうのに
目の前のこいつはそんな俺を見てもただニコニコ笑ってるだけで
今の状態の説明をまったく使用としない。
そんな笑みにまたイライラしてきたんだが、今度は、
「聖、ごめんね。
知らせるのが遅れて」
と、俺が怒鳴ってるのも混乱しているのもまったく気づかない平然とした顔で、母さんが謝ってきた……。
次から次と、何なんだよっ!
バッと母さんを見てやれば
母さんは少し困ったような顔をしながらもヘンに微笑み俺を見てた。
「実は月菜ちゃん、今日からこの家に住むことになったのよ」
「……っはぁ!? なんだってっ!!?」
信じられん!
俺は耳を疑わずにはいられない、まさにその一瞬に追いやられた!!
「っていうか、マジメに何で??
全っ然、話が見えないぞ!!
何がどうしてこんな見知らぬ人間を家に入れただけじゃなくて
家の人間にするんだよ!!?」
今のがただの聞き間違いか、悪ふざけだったと言って、せめて笑うと思ってた。
できることなら違うと言って欲しい……っと言うか、絶対今のは冗談で
ここにいるこいつはちょっとした客というだけだといって欲しいと……。
信じれる限り信じていたぞ、俺は……。
なのに……。