~ ☆プレーチェ★ ~
第二 仲良くなっていくために!
月菜side ~月天使の仕事~
いや~、聖ちゃんがやっと話しを聞く気になってくれたよ。
っていうか、
やっぱり明るい電気のついてる間近で見ると
聖ちゃんってカッコイイなぁ~。
黒髪で首筋のところまでの、さらさらショートヘア。
軽く段切りしてるからカールにはね気味にしてあるみたい。
前髪は長いから左側に分けているし、顔の右眼の下には小さなほくろがついてる。
眉はキリッして長く、綺麗なくっきり二重。
そして大きな碧い瞳。
月菜は何よりもこの瞳を見てドッキリした!!
だってだって、
すごく透き通るような綺麗な碧をしてて~~!
見惚れてしまうほどだったんだもん!!
………………………。
…………………。
ただ少し……。
いやかなり怒ってるみたいけど……。
あ~ぁ……。
せっかくカッコいいのに、もったいない……。
ここに来た理由とか話せって言われたから、月菜も話すことにした……。
「最初に言ったとおり、月菜は月天使だよ」
「月天使?」
同じ言葉を繰り返してくる聖ちゃんに、月菜は頷いて続けた。
「そう。聖ちゃんの心を癒すためにやって来たんだよ」
「てか! 人の名前にちゃんつけて呼ぶのやめろって言ってるだろ!」
睨んで怒ってきた。
てか、またその話ですか…。
「いいの! 月菜は誰のことだってそうやって呼ぶんだから」
「そうやってって、誰のことでもちゃん付けて呼んでるのか?」
「そうだよ。呼びやすいもん」
どこがだよ、みたいな顔をして聖ちゃんは月菜を見てくる。