~ ☆プレーチェ★ ~
結果、
「~~~ッ!!
ああ、あんたに力があって
それが勝手に人の心を読む物だってことならな!!」
手をギュッと握って、怒りを我慢してる声が返ってきました……。
アハハハッ……
思っていたより短気過ぎるよぉ~(―∀―`;)
「信じてくれるのは嬉しいけど
月菜達の力は心の声を聞くことだけじゃなくて
さっき聖ちゃんと交わしたテレパシー
とかもっとたくさんあるんだよ」
自分の手の平を見ながら、その力のことも言った。
その力を使って、聖ちゃんを助けるんだって励まされたもんねv
だから絶対やるんだ(^-^)
「……そういえばあんた
母さんに何やったんだ?」
思い出したように今ある怒りを飲み込んで聞いてきた。
……きっと、部屋から出て行った千麻さんの様子のことも言ってるのかな。
やっぱりどんな状況でも母親の心配はするんだ。
さっきも眼を大きくして焦るように聞いてくるから
それだけの余裕があるんだなって安心はしたよ。
「おい」
「あ、うん! 千麻さんのことね」
ヤバイヤバイ。
いくら安心したからって顔に出てたみたいだよ……。
聖ちゃんが顔をしかめて、なんだこいつ、見たいな顔してる~。
「さっきの件だけど、大丈夫だよ。
あれはこれから先、月菜が聖ちゃんの傍にいることを
おかしいと思われないようにするためのセーメだから」
「セーメ?」
月菜はコクンと頷いて笑みを浮かべた。