白いベンチ


『どした?待ちくたびれた?』


寛貴の声に我に帰る。
「ううん。大丈夫だよ。」
優しく微笑む寛貴は私の手をそっと握ると歩き出した。










< 22 / 55 >

この作品をシェア

pagetop