白いベンチ




『咲、週末練習試合入ってさ、映画行けなくなったんだ。ごめん。』



私を瞳に映すと申し訳なさそうに寛貴は話した。



「いいよ。いつでも行けるしね。」


私は複雑な気持ちだった…

付き合って半年経つのにデートらしいデートはできていない。


いつも部活や模試で潰れた

いつならデートできるの?って怒りたい私と、ホッとしてる私がいた







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