白いベンチ


「寛貴が天然なのは分かってる。でも気を使うのは私の性格なの。アドバイスは有り難いけど…」


そう…
私が寛貴と一定の距離をとりたいから何も言えないし、平穏に過ごせるように気を使ってるの…



私はベンチから遠くを見つめた




ちゅっ





頬に何か触れたってわかるくらいのキス




不意打ちだった






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