白いベンチ

私は目を丸くしながら涼平をみると
キスを落とされた右側の頬を手で押さえた



涼平は満足した顔をしている

『アドバイス料!』




涼平の言葉に…表情に…怒っても無駄と言われた気がして…
諦めにも似た気持ちが湧いてくる



「最低…」


一言放つように言うと立ち上がった




< 40 / 55 >

この作品をシェア

pagetop