白いベンチ
涼平は私の手を掴むと座らせようと軽く引っ張る



『ごめんって。外国ならこれくらい挨拶だろ。怒んないでよ。俺咲ちゃんと友達になりたいんだ。』



涼平は軽い口調で話す


座らせられた私は睨むように涼平をみた

『日本人は友達にキスしないの!』


暗に友達にはなれないと断ったつもりだった




『うーん、んじゃ友達になるのやめる。友達以上恋人未満の関係になる!』



「はぁ?」


おかしなことを言う涼平に呆れて次の言葉がでない



涼平は一人納得した様子だった



馬鹿らしいと思った


どこまで本気なのか、もしかしたら全部適当に言っているのかもしれない…
真面目に話していたら疲れるだけだと思った



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