White Witch

まだ、朝日が顔を出し始めたころ
ドアが閉まる音で二クスは目を覚ました。

隣のベットを見るとミランダがいなかった。

朝の散歩でも行ったのか?
久々のベットでもう少し眠ろうかと思ったが、どうも外に行ったミランダが気になった。
あいつなんかドンくさそうだからな、様子でも見に行くか。

森独特な朝の空気とまだ肌寒い気温で、だんだんと寝ていた頭が活動し始め朝霧も晴れてきた。

すると、『ちゃぽん』とうい水音が聞こえてきた。

家の目の前にある泉の魚が跳ねたのかと思ったが、泉に魚はいたかと泉を見ると泉の真ん中で白い髪と透けるような白い肌が朝日に反射して輝く、まるで月の女神ルーナのようだ。



-美しい-
俺は今までにこんなに神秘的な光景を見たことがあるだろうか

無意識に見惚れていると
一瞬で女の姿が消えた。


俺は寝ぼけて幻でも見ていたのかと目をしばたたく。
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