眼鏡王子と地味姫
「えーーっ、次は入学式なんで体育館に移動」
入学式とか嫌やなぁ……
誰が新入生代表なんやろ?
「姫、何考えて事してんの?体育館行くよ?」
「うん。何にも考えてないで?行こ?」
はぁ、なんかさっきからあの人の事ばっか考えてる気がする。
「えーー、新入生入場」
やばッ、緊張してきた。
「姫ぇ、まぢで緊張してきた。イケメンの先輩いるかな?」
「璃南ってそんな事ばっかり……」
「だって、この学校イケメンが多いから来たんやもーん♪」
璃南、そんな理由で……
私も璃南と同じに近いか……
だって、私の理由は璃南と離れたくないからって理由やから。
「姫、行くよ。」
「う、うん」
めっちゃみんなに見られてる。
璃南は、美人やからいいけど……
スタイルもいいし……
「えーーっ、第35年度の入学式を始めます。」
校長の話長ーーーい。
もう、20分も話してるよ。
あっ、終わった。次は何かな?
新入生代表の話しだ。
えっ?あれって?