~よくばりなお・姫・様~

やだ!!

「ほ、ホントの?」

「はい ニコッ
早く逃げて下さい・・・ね?」

「う、うん・・・」

 ダッ

 バンッ

「逃げても無駄だぞ!
北の王女・・・・
召使いは逃げたのか・・・
フフフ
あんたは裏切られたって事だな・・・
ざまーないね」

「ふん、
貧乏人が・・・」

「おい、連れて行け!!!」

こうして、北の国は女剣士によって
滅ぼされました・・・

~その頃~
「おい、王女が捕まったってホントか?」

「ああ、そうらしいぜ!
やったな!」

「あの、そのあと王女はどうなったんですか?」

「ん?
なんかな、今日の昼の12時の
鐘と共に処刑されるらしいぜ」

「マジで!!
見にいかねーと」

・・・・
一樹が捕まったのか・・・・
今はー・・・
11時53分・・・
あともう少しなんだー・・・
これは、悪夢だよね?
朝になったら一樹が起こしてくれるはずだ・・・

「お、おい、王女が処刑台にいるぞ!!!」

  ザワザワ

・・・
王女様・・・
ごめんなさい
私はあの、誓いを守れませんでした・・・

「みなのもの!!!
これから北の国の王女を裁く!!!」

「おお!!!」

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