~よくばりなお・姫・様~
「大丈夫よ! 一樹!!」

「えっ!? 愛???
なんで、ここに?」

「だってー、一樹が起きたって聞いたからだよォ」

「王女様申し訳がざいません!
愛お嬢様がどうしても一樹様に会いたがって
たので・・・・」

「フフフ・・・
まあ、いいわ、顔をあげてよ」

「で、ですけど・・・」

「まあ、愛にも話す事があったし・・・」

「なんですの?お話って??」

「愛・・・
私が死んでもこの国を守って下さいね?」

「うん!!」

「一樹も愛の事ヨロシクね?」

「は、はい!」

なんで、こんな優しい母が死んでしまうの?
神様は、ひどいよ!!
不公平だよ!!

「一樹? なんか、悩みがあるの?」

「ん?、何にもないよ ニコッ」

「ふーん・・・それならいいけど・・・」

 
でも、ボクがここにいるってことは
ここから、やり直せって事なのか!?
でも、今はとても幸せだなぁ・・・
ずっとこのままでいたいなぁ

また、眠たくなってきた・・・
なんで、こんなに眠くなるのかなぁ?

母様がずっと、いてくれたら、ボクは幸せ者だなぁー・・・
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