多重書きの二等辺三角形
「私はどうしても言っておきたかったの。このままじゃ3人が仲良くやっていけないって思ったから。上っ面だけの友情はいらないって言ったのひかりさんでしょ?」
『ごめんね、ユナちゃん。言わなくて本当にごめん。』
「ううん。大丈夫♪私に黙ってたのは2人の優しさって思ってるの。」
『これからも友達としてやっていけるよね?』
「うん、もちろんだよ♪」
嘘だった。
私はまだ大人になりきれてなかったんだ。
彼氏である純ちゃんのことは許せても、その彼女だったひかりさんのことは心のどこかで許しきれてなかった。
まだ要注意人物として疑っていたんだ。
そしてそんな自分が大嫌いだった。。。
自分自身が憎くて憎くてたまらなくなったんだ…。