多重書きの二等辺三角形
『そろそろ店戻ろっか。』
えぇー。。。
戻りたくなかった。
もっと一緒にいたかった。
でもそんなこと言えるはずもない。
「うん、そうだね。」
私は重い腰を上げて歩き出す。
すると円城寺くんが言った。
『あっ、そうだ!!ケータイ貸して。』
「えっ、いいけど…何で?」
『いいから、いいから。』
私のケータイを取り上げて、一心不乱に何か打ち込んでる。
(カチカチカチカチカチ…)
メニュー