幼なじみは恋愛対象以外!?
「こっち・・・」

「う・・・うん!」

れんがわたしの事助けてくれた。

わたしたちは人が少ないとこまで逃げてきた。

「だいじょぶか?
・・・怪我してないか?」

「うん、大丈夫!!!」
れんが何故か優しくて
涙が出てきそうだった。

わたし、こんなに涙腺弱かったんだあ。

「じゃ・・・俺、行くから。
気をつけて戻れよ?」

れんが行っちゃう。

―――れん・・・1人にしないで・・・!

ぎゅっっ

そんな事考えてたら
いつの間にか抱きついてた。

「ぁ・・・ごめん」

わたしはすぐさま
れんから離れた。

「どーした?」

れんが聞いてきた。
すごい真剣な眼差しで。

れんがあまりにも真剣にわたしを見るから
わたしは泣きながらこんな事を言ってた。


「れん知ってると思うけど
わたし、昔から1人でお母さんとお父さんはあんまり一緒にいてくれなかったでしょ?

れん、いつもわたしといてくれたよね?
わたし寂しくないように・・・

それが、嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。


れんは、わたしのすべてだったんだよ。


だけど、れんにも彼女ができて。
れんがわたしから離れてくのが怖かった。

1人になっちゃうんじゃないかって・・・。

だから、今までずーっと
れんにふっついてた。

だけど、れんにこのまま
迷惑かけてらんない!」
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