幼なじみは恋愛対象以外!?
「ぇー。これから第58回桜崎高校学園祭を開催する。

生徒は自分のクラスの準備に戻れ。


以上。解散!」

終わんの、早っっ!

早く教室戻ろー・・・


―――「ちょっと、やめてください!」

こんな、声が聞こえた。
一瞬で誰だか分かった。
『りん』だ。

俺はすぐその声のする方向を見た。


「いーじゃん、写メとろーよ」

「俺もとりたい!」

「俺もーー」

「俺が先だし!」

「はあ?」

いろんな男がりんを囲んでる。
しかも、べたべた触ってるし。

『りんに、さわんな!!!』
そう思ってる自分がいた。

俺、こんな嫉妬深かったっけ?

「りん。」

グイッ

俺は、いつのまにか
りんを呼んで腕を引っ張ってた。
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