幼なじみは恋愛対象以外!?
「ぁ・・・ごめん」

りんが俺から離れた。
正直、もう少し
抱きついてて欲しかったかも///

「どーした?」

俺は、りんにドキドキしてるの
気づかれないように、冷静にそう言った。


そしたら、りんが語り始めた。

「れん知ってると思うけど
わたし、昔から1人でお母さんとお父さんはあんまり一緒にいてくれなかったでしょ?

れん、いつもわたしといてくれたよね?
わたし寂しくないように・・・

それが、嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。


れんは、わたしのすべてだったんだよ。


だけど、れんにも彼女ができて。
れんがわたしから離れてくのが怖かった。

1人になっちゃうんじゃないかって・・・。

だから、今までずーっと
れんにふっついてた。

だけど、れんにこのまま
迷惑かけてらんない!」


―――何が言いたいの?




「れん・・・今までありがとう」

・・・は?

「ちょ・・・りん!」

は?何言ってんの?

「・・・ばいばい」



りんが走り去っていった。


りんが離れていってしまう気がした・・・




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