幼なじみは恋愛対象以外!?

―――――――・・・

これは俺、奏が小学3年のときだ。

「ただいまー」
俺は、学校から帰ってきた。

しーん。
あれ、おかしいな。

いつもなら、母さんが出迎えてくれるのに。

「かあさーん!」
しーん。


珍しいな、出かけるなんて。

俺は、そう思いながらリビングに向かった。


「ん?なんだコレ?」

机の上に紙切れが置いてあった。

そこには、こう書いてあったんだ・・・


    奏へ
ごめんなさい、奏。
わたしはあなたのお父さんと
この、家を出ます。

ごめんなさい。



でも、わたしはあなたを愛してるわ。

ちゃんとご飯を食べるのよ。
ちゃんと寝るのよ。

それじゃあ、元気で
        
         母より。


は?
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