幼なじみは恋愛対象以外!?
「・・・り・・・・ん」
なんか・・・聞こえる・・・

「お・・・い・・・おき・・・ろ!」

ん?起きろ?

「おい!りん、起きろ!!!」

「ふにゃああ!!??」
あれ?わたし寝てたんだ。


「見ろコレー!」
れんはわたしに何かを見せた。

「それって・・・」

れんがもっていたのは


「じゃーん。ゆーしょーはーい!」

嘘・・・ホントに?

れんが持っていたのは・・・
選抜リレー部門の優勝杯だった。

「うあああああん!
れんーー!ありがどぉおお」

わたしはれんに抱きついた。

「うおおおおい!
そんな突進されたら
優勝杯落ちちまうだろーが!!!」


「えへへへ///」

わたしはれんを思いっきり揺らした。

「おい!落ちるって言ってんだろーが!」
れんが頭をベシベシ叩いてくる。



この光景をあの子が見てたなんて――――。



「閉会式・・・出れるか?」

「あったりめーよ!!!」

わたしたちは保健室を出た。
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