(禁断)瞳を閉じて。【完】
…仕方ない。



「所詮、元カレだもん」



「ヤキモチ妬きな海が言うんだ」



…う゛っ;;

余計な一言を。

私は眉をピクピクとさせながら、空を横目で睨んだ。

今の話に、私の事を持ち出さなくても良いでしょ?



「ヤキモチ妬いてたら切りがないよー?」



「そう、ですね;;(笑)」



…美咲さん…酔ってます?;;



「俺を睨むな;;」



洋介さんも、タジタジじゃないですか;;

怖いです。

口には出せませんが、般若みたいですよ;;

私は美咲さんから顔を逸らしながら、浅蜊の出汁がきいたお味噌汁を飲んだ。




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