(禁断)瞳を閉じて。【完】
あれから3日が過ぎてから、私は学校へ行くようになった。
放課後は遥を迎えに来る豊先輩に車で送って貰ったりしながら、毎日を有意義に過ごした。
受験勉強も、陸兄や空に見て貰って順調。
進路については、両親にしか言ってない。
空たち2人は、近くにある、陸兄が通う大学に行くと思ってるから、頷いておいた。
家具は揃え直し、衣服は着ないモノから徐々に段ボールへ纏めて、運び出せる準備を済ませてる。
センター試験もA判定が出て、本試験を待つのみで…離れるのは寂しいけど、心は麻痺したかのように、決意を揺るがせる事はなかった。