(禁断)瞳を閉じて。【完】
『はい、藤田です』
「悠里ちゃん?私、高梨だけど」
『あ、海ちゃん?どうしたの』
悠里ちゃんのいつもと変わらないテンションに、少し救われた気がする。
「進路なんだけど…第一希望を、第三希望の川橋ーカワハシー大学に変えたいの」
『県外にするの?』
「はい」
…空兄…。
私は、貴方の前から消えます。
これが、私に出来る、事だと思うから。
困らせたくないから――…。
私は悠里ちゃんの説得も聞かないで、自分の考えを押し通した。
両親は川橋大学を候補に入れてる事を知ってる。
納得もしてるし、これで良いと、信じてる。
「悠里ちゃん?私、高梨だけど」
『あ、海ちゃん?どうしたの』
悠里ちゃんのいつもと変わらないテンションに、少し救われた気がする。
「進路なんだけど…第一希望を、第三希望の川橋ーカワハシー大学に変えたいの」
『県外にするの?』
「はい」
…空兄…。
私は、貴方の前から消えます。
これが、私に出来る、事だと思うから。
困らせたくないから――…。
私は悠里ちゃんの説得も聞かないで、自分の考えを押し通した。
両親は川橋大学を候補に入れてる事を知ってる。
納得もしてるし、これで良いと、信じてる。