(禁断)瞳を閉じて。【完】
「嬉しい…何か嬉しい。
辻褄が合った。空兄が“年下の女が好き”と言ったから、誰かわかんなかったし」



…何の話だよー!!

私は陸兄の手を退かした。

優君がその代わり、私の頭を撫でた。



「良かったね」



「うん。ありがとう」



私は優君の祝福に喜ぶ。



「私に怯えてた優が積極的…」



「お前が先輩に対して何故かSだからだろ;;」



そんな中、耳にやたら付く会話が聞こえて来た。

“先輩に対して何故かS”…なるほど。

本性とは、この事か。

私は優君に笑う。



「ニヤニヤしてない?;;」



「してないよ?(笑)」



…優君ごめん!

面白くて、笑えます。(笑)



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