(禁断)瞳を閉じて。【完】
私は何度も「好き」と、空に伝えた。

空しか見えなくて、空しか愛せない。

空が居れば、何があっても、笑えると思う。

この幸せを壊さない―…
この幸せは失えない―…
だから、戦うんだ。

典人さんには負けたくない。

私の考えは、それしかなかった。

後悔するのは私。

…良いんだよ、それで…。

私は空の腕の中で眠りに就く。

夢の中の私は…1人ぼっちで、ひたすら歩いてた…―――。




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