(禁断)瞳を閉じて。【完】
様子を見て察したのか、空が「元サヤ」と呟く。



「え?どんな展開っ!?」



陸兄は「えぇ゛ー!?」って、叫び続ける。

「「煩い」」と、優君と空は耳を塞ぐ。



「良いなー…彼女。な?」



「……さぁね。俺は今、彼女はいらない。大学を卒業したら、バリバリ働きたいから、大切にする自信はないよ」



呑気な陸兄に対して、優君は現実的な発言をした。

しかも、軽く良い男らしい事も言った。



「優にしはカッコいいね」



「…仮にも先輩で、元カレなんだけど;;(笑)」



美咲さんの言葉に、さすがの優君も引きつった笑顔を見せた。
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