桜吹雪
そして、
これから私が通うことになる高校だ。
どうして私が
こんな不良校に入る事になったかというと・・・
さかのぼること一週間前ー−ーー・・・
「ん・・・ふぁぁ−・・・」
今・・・6時かぁ〜
そろそろ朝ご飯の準備でもしようかな?
小さな手で
私の手を精一杯握りながら寝た可愛い我が子の手をゆっくり解く。
「ん・・・ママァ・・・??」
手を解くと
眠そうに目をトローンとさせて私を見上げて見ている。
「朔夜・・・ごめんね。起こしちゃった・・・?」
今だに眠そうな朔夜は
「うぅん・・・だいじょうぶ。・・・」
虚ろな目で言葉を返してきた。
眠気に勝てない朔夜・・・
めちゃくちゃ可愛いっっ!!
「朔夜。まだ早いから、もう少し寝てなさい?
ママは朝ご飯作ってくるから。
出来たら呼びにくるね。」
「ぅん・・・!わかったぁ・・・」
そう言った朔夜は
目を閉じて、静かに寝息をたて始めた。